安定した音作りがしたい。
プリアンプは有るけどパワーアンプが無い。
ミキサー直の音に不満があるけどなんかいい方法ないかな?
そんな悩みを解決する、ライブや宅録で使用できるキャビネット&パワーアンプシミュレーターのレビューです。
NUX / Solid Studio I.R.で出来る事
- ライブハウスや野外イベントなどいろいろな環境でライブをすることがある。
- アンプシミュレーターを使っているけど自然なアンプの音で練習したい
- 今の機材とオーディオインターフェースで自然な音が録れない
- 家でも真空管アンプのみたいな音で弾きたい
といったような方に参考になればと思います。
製品仕様や現在の価格は商品ページをチェック
現在は2万円~2万5千円というサイトが多いようです。
NUX / Solid Studio I.R.の使い方
コントロール部
キャビネット&マイク セレクト
ここでキャビネットの選択
マーシャルの1960や、ヴィンテージ30、さらにJC120のシミュレートができます。
ここでマイクの種類と、マイクを当てる位置の選択
・CENT:コーンの中心
・MID:中心と端の間
・EDGE:コーンの端
となります。
上記2つをこのスイッチでON/OFFの切り替えが出来ます。
上記2つに関しては片方だけという使い方や音量調節は出来ません。
音量調節はパワーアンプ部、又はミキサーや本機の前段階(通常ならプリアンプ)で行う必要があります。
パワーアンプ セレクト
ここでパワーアンプ、真空管でのキャラクターとコントロールとなっています。
EL34は音が大きく、6V6は少し小さくなるなどよく研究していると思います。
こちらでON/OFFの切り替えです。
注意:コントロールにDRIVEの記載がありますが歪みません。
上げることで真空管の温かみやデジタル感を無くすために少しだけ雑味を増すようなイメージです。
多くのアンプがパワー部のみでは歪みにくいように、
本機でも決して歪ペダルにはなりませんのであらかじめ注意です!
PRES(プレゼンス)がトーンのような役割で音抜けの調節ができます。
ミキサー側への微調整に役に立ちます。
出力部
DI OUT
本機のメイン出力でこちらからミキサーへ繋げます。
ライブではこちらからの出力と中音ののキャビネット了解の音を使い左右に振り分けたりMIXする事で外音が格段に良くなりました。
また転換が短い時やリハがない場合、キャビからのマイク撮りにせず
DIのみにするとすぐに終わるので結果的に時間に余裕が出ます。
これはアンプシミュやプリアンプを使っている場合にも有効です。
普段の音作りをアンプシミュでしている方は
・外音は作り込んだ音で
・中音はモニターから直でもらう
・又はTHRU端子を会場のアンプをクリーンにて
使用することが可能です。
ギターアンプへ
エフェクターの後段に入れている場合はこちらをギターアンプのIN又はセンドリターンのリターンへ(レベルはLINE側)
アンプヘッドの後ろへ繋いでいる場合はキャビネットへ(レベルは必ずSPK)繋ぎます。
こうすることで本機のバイパス音を出力することが出来ます。
ヘッドフォンへ
こちらは宅録の際にモニターとしてヘッドフォンを繋ぎます。
(未検証ですが場合によってはギターアンプ出ないモニタースピーカーや簡易PAでフォンケーブルのみでミキサーに繋げている時にも使えるかも知れません。)
その他
LINE OUTがあるアンプやプリアンプの場合はDIのみを使用する方法もあります。
私もヘッドアンプを持ち込むライブではアッテネーターのLINEOUTから出力させる予定です。
上記以外にもUSBを繋げてPCでの調整や、所有しているキャビネットの音をキャプチャーしてマイク撮りをせずにDIに出力することもできます。
NUX / Solid Studio I.R.使用レビュー
音に関しては組み合わせが豊富なので困ったことは無いです。
ライブではもちろん、自宅で使用する場合もオススメ
プリアンプ+本製品をつなげることで格段に音の仕上がりが変わります。
手持ちの編集ソフトで思う音が出ない場合はオーディオインターフェースの前につなげるのも良いでしょう。
また本製品をつなげてヘッドフォンで聴くと
アンプシミュレーターのみと比べて格段に自然な音に聴こえます。
特に真空管アンプを使用している方はオススメです。
キャビ、マイク、パワーアンプ、DIと多機能ですがコストパフォーマンスが高く幅広く活用出来るオススメの製品です。
コメント