家庭持ちギタリストのお館です。
JCM800の音量調整のための使用機材の紹介です。
・マスターボリュームがない、センドリターンがないアンプヘッドを持っている。
・アッテネーターどれにしたら良いのだろう?
・Vintoneってどう?
という方の参考になればと思います。
なお私のメインアンプの記事はコチラ
過去使用機材( Dr.Z Air Brake )
アッテネーターはJCM800購入後7年ほどはDr.Z Air Brakeを使用していました。
汚れを見てもわかる通り(笑)、随分とライブでお世話になりました。
こちらは電源不要で音質の変化も気にならない優秀なアッテネーターです。
デメリットですが
・サイズが大きい。
・bedroomにした時の音質は、あまり良くない。
・自宅での使用の場合は音が大きすぎる。
がありました。
ライブでもbedroomでの音量にしたい時がありましたが、音がペラペラになってしまうので、4までで使用していました。
本機を導入する場合は、ある程度の音量が出せる環境での使用をお勧め致します。
そもそもシンプルな機能で軽いというのがメリットですので、
卓録用としてはあまりオススメできません。
VINETONEの製品
VINETONEさんでは通常上記のAir Brakeと同様の仕様の電源がいらないタイプのアッテネーターを制作しています。
製作はハンドメイド。
アッテネーターの他にもアンプやエフェクター等のオーダー、修理の相談にも乗っていただけるそうです。
こちらも音質変化が気にならないアッテネーターです。
Air Brakeに比べると少しハイがよく出てくる印象です。
オーダーの経緯
今回なぜオーダーしたのかと言うと、
バンドメンバーの結婚や転勤などでバンド活動が減り大きな音が出せる機会が減った事
JCM800にセンドリターンが無いため空間系のエフェクトが使いにくい事
がありました。
そこで
・音量の調節が可能
・センドリターンとして使える
・音質の変化が少ない(良い変化になる)
などの情報を元に、VINETONEさんにたどり着きご相談しました。
なおアッテネーターの記事に関しましてはこちらのブログを参考にさせていただきました。
アッテネータ以外にもエフェクターやギターの記事など、内容が盛りだくさんです!
機材レビュー
仕様
パワー:8オーム100W
電源:トランス電源
パワーアンプ:ABクラス
重量:約4kg
FX-LOOP:約―10dB可変(コンパクトエフェクターにも対応)
ラインアウト:0dB固定出力
同様の機能があるアッテネーターとしてBadCat UnleashやFryetteのPS-1(こちらはパワー部に真空管を搭載しています)があるのですが。
電源がスイッチング電源でなかったり、パワーアンプがDクラスのスイッチングアンプだったりする点がVintoneオリジナル仕様です。
エフェクトループ(センドリターン)がエフェクターレベルでもOKなのがありがたい。
FryettePS-1
機材レビュー
音質に関しては、小音量〜スタジオ(ライブではまだ使用できていません)まで満足がいくものです。
AirBrakeで自宅で音出しをするとペラペラの音になっていたのが、本機では低域もしっかりでます。
これがあれば自宅でもJCM800をずっと弾いていたい衝動にかられます(笑)
写真の通り背面にEQがあるのですがこちらがあることでイメージしている音に近づけることができます。
スタジオのキャビでは出ずらい音域をEQを使って微調整しています。
そして、ディレイの掛かり具合が全然違います!
ずっとアンプ直でプレイしていましたがこれからはディレイが外せなくなりそうです。
LINEOUTの活用も楽しみです。
こちらはレコーディングはもちろんですが、
・LINEOUT→キャビネットシミュレーター→PA卓直
・LINEOUTの音とマイク撮りの音をMIX
などバリエーションが増やせそうです。
番外編(パワーアンプとして)
実は思わぬところで活躍もしています。
スタジオまでアンプを持ち運ぶのがつらい。。。
そんな時にVinetone パワードアッテネーターのパワーアンプ機能のみを使用しています。
アンプヘッド替わり: Vinetone パワードアッテネーターと歪みペダルで基本の音作り
+
その時に必要なエフェクターを持ち込む
ことで安定した音作りが可能になりました。
(なお、 Vinetone パワードアッテネーター 側はAMP INPUTではなくてRETURNを使います)
本来の使い方ではないのですが
「壊れたら直します」と心強い後押しをしていただいていたので,
思い切って使用させていただいています(笑)
受注生産品でなかなか商品レビューがない品だと思います。
ご質問等ありましたらお気軽にコメントください。
その他アッテネーター
コチラの記事でもパワーアンプ機能付きのアッテネーター(リアクティブロード)の紹介をしています。
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