King Gnuの曲をコピーしたい。
キングヌーのコピーで使うエフェクターが知りたい。
今回は実際にコピーバンドを組んでみたいという方向けに、より具体的な機材の選び方を解説していきます。
- King Gnuのコピーに必要なエフェクター
- King Gnu音作りの方法
- 対応力のあるシステムを作る
そんな人の参考になればと思います。
なお、「飛行艇」「白日」「Vinyl」あたりの音作りを想定します。
機材迷子になっている人、ギターをこれから始めていこうという方はぜひ見ていってください!
下記のサイトではオンラインでバンドスコアを購入する事も出来ます。
はじめに…
ギターにおいてこれが正解という答えは無いです。
事を考慮して、本人とは別のエフェクターにて提案しています。
具体的なつまみの位置などは、使う機材や場所で変わりますので、参考程度に考えてください。
King Gnuの常田大輝さんの使用機材は、ギター、エフェクター、アンプどれもこだわりがある機材が多いです。
同じものを探すよりも、音作りを研究するのがオススメ。
この記事を参考にして試行錯誤してもらえると嬉しいです。
※サイト内の価格は執筆時点での販売価格となります、正式な価格はリンク先をご覧ください。
ギターとアンプの選び方
新しくギターを買いなおす必要はないですが、ギターによってアンプやエフェクターのセッティングが変わります。
おすすめのギター:レスポール・セミアコ
アンプ:JC-120
ギターは太めの音を出したいので、レスポールやセミアコがおすすめです。
なお、ピックアップはP-90やハムタイプが良いですが、出力は高すぎないものが良いでしょう。
アンプにJC-120を選ぶ理由はエフェクターのノリが安定しているからです。
チューブアンプは個体差がある為、
自宅、スタジオ、ライブハウスなど様々な環境でやる場合、調整が難しいです。
■エピフォン ワイルドキャット(約5万円)
■JC-40
常田さんのギタープレイやはエフェクトを多用するので、歪みよりもエフェクト音の作り込みが重要です。
エフェクター選び
予算に余裕があれば、歪みのランクを上げる、スイッチャーを増やすのも検討してみても良いでしょう。
スイッチャーは、同時制御ができるプログラマブルスイッチャーがおすすめ。
■CAJ / Loop and Link II(約1万8千円)
MIDI制御はできませんが、拡張が出来るので、今後エフェクターが増える場合も対応可能なスイッチャーです。
5ループ内に繋ぐエフェクターは
- メインの歪み又はワウ
- ファズ
- オクターバー
- ディレイ
- リバーブ
となります。
ブースター(チューブアンプ感を出す)
こちらは常にかけっぱでJC-120で作る歪をワンランク上の音にするのが目的です。
King Gnuの音作りにかかわらず、ブースターは一つ持っておくと便利です。
今回の場合は、「チューブアンプでの音作りが得意な場合」や、「メインの歪みのみで満足できる場合」は無くてもOKです。
分かりやすくブースターを明記していますが、オーバードライブで代用しています。
VEMURAM Jan Ray
Amazon/楽天/Yahooで39,500円程度です。
かなり上質なブースターです、高価ですがどのアンプでも使いやすいペダルです。
Ibanez Tubescreamer TS9
Amazonで9,800円程度(MINIなら6,500円)、楽天/yahooで8,000~12,000円程度です。
定番のミッドブースターです。安定した品質とブースターの入門機に!
ammoon MINI SCREAMER
なんと3,000円以下!、クリーンブースターになります。
少しだけ補正する程度ならこの商品でも十分かも。
ブースターを使っての音作りは、こちらの動画が参考になります!
メイン歪み
King Gnuの音に近づけるためにメインの歪みはダンブル系の歪みエフェクターを選びます。
歪ませすぎると空間系とのバランスがとりにくくなるので、クランチ程度の歪みを作っていきましょう。
なお、今回紹介するペダルはブースターとしても優秀です。
ダンブル系のルーツが気になる場合は「ラリー・カールトン」「ジョン・メイヤー」「スティービーレイボーン後期」の音をチェックしてみましょう。
Mad Professor Sweet Honey Overdrive
ダンブル系の歪みと言えばこのエフェクター!
約2万円で購入できます。
もうすこし予算があればEQが充実している下記タイプもありです。
Blackberry JAM Silverberry
Amazonで27,500円、国産のペダルメーカーで、かなりダンブル系に近い音が出ます。
Shin’s Music DUMBLOID B SPECAL
Amazonで6万2千円とかなり高価ですが、本人と同等品になります。
音は抜群に良いので、思い切りたい方向け。
ファズ
超攻撃的な歪みサウンドからSE的な効果音まで、実は奥が深いのがファズです。
Z.VEX Vexter Series FUZZ FACTORY
Amazon/Yahooで2万5千円。
ファズにしては珍しい音作りが色々できる万能なペダルです。
万能ですが、つまみが変わると全然違う音になるのが注意ポイントです!
BOSS SUPER Octave OC-3
歪みモード付オクターバ―(下記オクターバ―参照)
オクターバ―
飛行艇のメインリフではオクターバ―+ファズを使用して作ります。
King Gnuの楽曲は音作りが多彩になるので、原音+上下の音同時に追加できるオクターバ―がおすすめ
BOSS SUPER Octave OC-3
新品価格Amazonで約1万2千円、楽天/yahooで1万2千円~1万3千円です。
デジタル回路で、和音(ポリフォニック)や、歪みモードまでついてるので迷った時はこれでOK
T-REX/OCTAVIUS
Amazonでは販売無し、楽天yahooで中古価格約1万5千円~1万8千円
現在はほぼ中古での入手となりますが、オクターバ―+ブースターで使い勝手の良さが光ります。
ディレイ/リバーブ
KingGnuの音作りではディレイとリバーブを多用しているのが特徴です。
ディレイはタップテンポ対応の物を、リバーブは複数使用している事もあるのでプリセット可能なものを選択します。
Source Audio / SA263 COLLIDER
約4万2千円ディレイ、リバーブ同時使用可能なペダル。
プリセットがあるので曲ごとに切り替える事で小スペースで多様な空間系サウンドを使うことが出来ます。
レビュー記事はコチラ↓
Empress Effects REVERB
5万円を超える販売価格ですがホールド機能やプリセット機能が付いています。
Strymon:BigSkyもおススメですが、ほんの少しだけ価格が安かったのと、オリジナリティを求める方向けにempressでのチョイスとなります。tc electronic Hall of Fame 2 Reverb
tc electronic ディレイ FLASHBACK 2
本人も使用しているtc electronic。使い勝手も良く価格も1万~2万円で購入できるのでコスパ重視の場合はおすすめです。
ただしプリセット機能が無いので曲ごとの設定は大変かもしれません。
ワウ
King Gnuを音を出すうえで、ワウは欠かせません。
ワウに関しては本人と同じモデルを購入することをオススメします。
Xotic XW-1
通常4万円位するのですが、Amazonでは3万円で売っていました。
ワウペルに関しましては他社製品を使ってしまうと雰囲気がかなりかなってしまいますので注意しましょう。
JOYO Wow Wah JF-322
もしワウにこだわれないという場合はオートワウという方法もあります。
雰囲気は変わってしまいますが8千円ほどでワウの雰囲気が出せるので参考までに。
価格はAmazonが安かったです。
マルチエフェクター編
こんなお金ないわ~
という方はマルチエフェクターでまかないましょう。
プリセット機能付きの物や複合型がありますので手持ちの機材で選ぶと良いでしょう。
歪は持っている→BOSS/MS-3
約4万5千円。スイッチャー+マルチエフェクターとなっています。
MS-3、メインの歪み、ファズをそろえればOK
歪は持っている→tc electronic PLETHORA X5
約6万5千円 tc electronicの殆どの製品の音を使うことが出来ます。
ファズをセンドリターンに、ワウと歪みを前段に入れて使用します。
マルチだけでやりたい→Line 6/ POD GO
Amazonや楽天では約8万円です。かなり高機能ですので1からエフェクターをそろえる場合はこの製品を検討してもでしょう。
サウンドハウスだと6万円切りますのでかなりコスパが高いです。とにかく安くしたい→BOSS GT-1
2万円で買えるマルチ、同じ音を出そうと思うとかなり作り込まないと難しいですが、とりあえず雰囲気からという分には十分です。
パワーサプライ
FIREGLOW PPS-01 Pedal Power Supply
約1万円。フルアイソレートで8個口、他の製品の予算感からコスパの高い物を選択しました。
音作りとセッティング
アンプのセッティング
ブースター欄の動画が分かりやすいです。
EQのイメージはベースを上げすぎず、ミドルを強調、トレブルで音抜けを調整します。
シングルコイルピックアップの場合はかなりミドル強めでも良いぐらいです。
King Gnuの場合、バンドアンサンブルでのバランスも絶妙です。
他のパートの音色によってはファズや、歪みをONにしたときに埋もれてしまうのでエフェクター側で調整しましょう。
理想は少しだけ歪むクリーンを作りエフェクターの歪みを調整します。
手持ちエフェクターによってはアンプ側のリバーブも調整してください。
チューブアンプを使う場合のコツ
クリーンチャンネルは音が硬くなりすぎる場合があります。
その場合はローゲインのドライブチャンネル、又はクリーンのゲインを上げて少しだけ歪ませた状態で音作りをするとよいでしょう。
ボリュームやピックアップセレクトについて
ピックアップは演奏パートによって切り替えていきます。
センターやフロントは音が太く(中域・低域が目立つので)なるのでギターソロやクリーンで使うのもあり。
クリーン歪みの切り替えが激しくない場合はギター側のボリュームを絞ることでクリーンを出せるようにしましょう。
エフェクターの使い方
ワウの使い方と空間系のセッティングがポイントとなります。
プリセットを使って通常の音を広げる使い方から、モジュレーションとして特殊効果を出せるセッティングを作っておくと幅が広がります。
ワウ+クランチサウンドの時にうまくリバーブを使う事で曲の雰囲気ががらりと変わります
歪みは基本的には歪ませすぎないようにします。
歪み+ワウ、歪み+オクターバ―、ファズなど組み合わせで歪みのバリエーションを増やします。
クリーントーンも使う楽曲が多いので普段はギターのボリュームを7くらいを意識しておくのも良いでしょう。
まとめ
以上実践編としてKing Gnuの音作りを考えてみました。
音へのこだわりが強い方だと思うので、同じ音の再現は難しいかもしれません。
またファズやワウはバンドアンサンブルなどでは抜けにくい音になりがちです。
自宅で音を作った後は必ずバンドで合わせて再度調整しましょう。
King Gnuの音作りが出来れば音作りに関してはかなりハイレベルになっていると思いますので、焦らずに挑戦してみてください。
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