【漢のマーシャル代表格】Marshall JCM800 (2204) 1960A レビュー&カスタム

JCM800 ギターアンプ

家庭持ちギタリストお館です。

メインアンプの紹介です。

自宅用、宅録用ではなくライブでガンガン使いたい方向けのアンプです。

・JCM800ってどんな音

・マスターボリュームあるけど音量調節はできる?

・リイシューとの違いは?

という方への記事となります。

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基本仕様

スペック

Power : 50W

Pre Amp Valves : ECC83×3

Power Amp Valves : EL34×2

私が所有しているのはリイシューではなく80年代生産の50wモデル(2204)です。

カラーは赤で目立ちます(笑)

なおヘッドは網の部分が黒ですがキャビネットはベージュになっててヴィンテージ感が出てます。

裏面

購入時よりヤマハトーレディングのシールが貼ってなかったので前オーナーさんが直輸入したものなのかも知れません。

手書きの字が適当。。。 (笑)

セッティングについて

購入時点では真空管がかなりヘタっていました。

その状態ではボリュームを上げても音量が出なくて50wってこんな物なのかと思っていたのですが真空管交換後に爆音すぎてバンドで鳴らせなかったのは良い経験でした(笑)

2203/2204はマスターボリューム有の製品ですがアンプ直で歪ませる場合はマスターボリュームも大分上げる必要があります。

JCM800はパワー管での歪み量も重要になります。

今所有していて歪まないなと思っている方がいたらマスターとゲインを両方11時〜14時位にしてみてください。

きっとご機嫌な音になると思います。

ちなみに2204は50wなので100wの2203よりもよく歪みやすいです。

2203を購入する場合はもう少しツマミをあげると良いのかもしれません。

もし今から購入を検討している方は同時にアッテネーターの使用も検討してみてください。

歪みのキャラクターは荒く、友人いわくアンプが悲鳴を上げている音がするそうです(笑)

リイシューとの違い

センドリターン(エフェクトループ)が追加されています。

こちらのループはバイパススイッチもあるので機能としてはリイシューが断然オススメです。

音に関しては経年変化の部分もあり体感ではかなり変わります。

歪みの系統は同じなのですが80年代モデルは無理して出してる歪みなのですが、リイシューはまだ余力がある歪みです。(表現難しい。。。)

個人的なオススメですがエフェクターを使わない(ブースターのみ等)という場合は80年代が味のある音になります。

逆に空間系もガンガン使いたい、コンプやワウも外せないって方はリイシューモデルがオススメです。

JCM800に限らずオールド/ヴィンテージ系のアンプは思わぬトラブルのリスクもあるで納得した上での購入をおすすめします。

カスタム

特に大掛かりなカスタムはしていません。

JCM800

真空管:

パワー管にJJのブルー管

プリ管にGROOVE TUBESのGT-12AX7-M・ECC83S、JET CITYのRV1B12を組み合わせてます。

スピーカーケーブル:MONSTER SP1000-S-3

電源ケーブル:MONSTER

1960A

配線:BELDEN 9497

スピーカー:CELESTION Vintage 30を斜めに2つ入れ替えてます。

残り2つは純正

レビュー

ゲイン、マスター共に12時を基本としてセッティングしてます。

EQはギターや合わせるバンドによって変わりますが基本はミドルとベース上げ目、トレブルは心地よく音が抜ける程度と言った感じになります。

上記にも記載したとおりこのままでは音が大きすぎるのとセンドリターン機能をが必要になったのでアッテネーターを使用してライブ会場によって調節しています。

電源コードや真空管の選定もあり音の立ち上がりが早く抜ける音が出ます。

ただギターの特性をそのまま出力してしまうので調整が甘いギターを使うと歪(ゆが)んだ音になってしまいます。

キャビネットに関してはスピーカーを変えた事で中域が若干ブーストされマーシャル特有の高域と上手く混ざり思いのほか音が良くなりました。

4つ全てでなく2つのみにすることで上品さと荒々しさが丁度よくMIXされました。

アンプヘッドのみライブ会場に持ち込む方も多いと思いますが、会場と移動方法に問題が無ければキャビネットも合わせて持ち込むことをおすすめします。

キャビネットでの特性の違いは大きかったです。

特にアンプ直の音作りをしてる方やアナログの音を大事にしている方は1度実感して頂きたいと思います。

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