家庭もちギタリストのお舘です。
先日Timmy Over driveの記事
を書いた時に少し触れたトランスペアレント系の解説、考察記事となります。
・トランスペアレント系と他の歪の違い
・どんなことが出来るのか?
・注意することは?
・代表的なトランスペアレント系エフェクター
などにスポットを当てていきます。
どんな歪みがトランスペアレント系なのか?
歪みの特徴
トランスペアレントの歪みの特徴をあげると
・飾り付けが少ない歪み
・レンジ(低域から広域まで出せる音域)が広い
・純粋にパワーを上げる(元の音のポテンシャルを引き出す)
事があげられます。
定番の歪みで良く取り上げられる
BOSSのOD-1やIbanezのTS系はどうかと言うと
・歪み方はメーカー毎に個性を出した歪み
・出したい音によって各音域を強調したりカットしたりしている。
・どんな環境でも、メーカーの意図した歪をつくりだすことが出来る
というペダルになります。
トランスペアレント系とチューブライクな歪みは別物
トランスペアレント系のペダルの紹介で
「チューブライク(又はアンプライク)な歪みですね。」
と表現されているのを聞くのではないでしょうか?
これは
・ピッキングの強弱
・ギター側のボリュームを変える
事で音に違いが出る事を表している場合が多いです。
アンプライクなペダル自体は色々とあります。
例えばVeroCity Effects Pedalsのプリアンプもアンプライクなペダルの一つです。
チューブライク=トランスペアレント系ペダルとは違いますので注意しましょう。
結局何に使うと良い?
ブースター、バッファ、歪みと基本的には何でも使えます。
例えば
・クリーントーンを太くする
・太い音のままペダルのボリュームつまみで音量を下げる
なども可能で歪み以外での使い方も可能です。
使う上で注意したい事
トランスペアレント系のエフェクターは、
レンジも広く、使える環境もたくさんあります。
それゆえに、
・ 元の音がダメだとダメな部分まで強調してしまう。
・他のエフェクターでEQをブーストすると音が扱いにくい
というデメリットもあります。
冒頭で例に挙げたアイバニーズのTS系では単体では音抜けが悪くなってしまいますが、
ブースターとして使用する事で
余分な低域と高域が削られギターソロに適した音になります。
使用する環境によって使い分けていくと良いでしょう。
代表的なトランスペアレント系エフェクター
Vemuram/Jan Ray
Timmyとも比較されることがあるペダルです。
チューブアンプに特におすすめだそうです。
Leqtique/Rochechouart
国産エフェクターブランド
シングルコイル系のギターとの相性が良いそうです。
JHS Morning Glory
こちらもトランスペアレント系として評価が高いです。
ピッキングでの歪みとクリーンの使い分けや、カッティングの時に使うのもおススメのペダルです。
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