家庭持ちギタリストのお館です。
バンドを組んで次はライブがしたい。
でも「ライブハウスってどうやって出ればいいの?」と思っていませんか?
一般的な出演までの方法を、10年以上バンド活動をしてきた私が解説していきます。
・ライブハウスに出演する方法がわからない
・聞ける人・相談できる人がいない
・出演するのに必要なものが知りたい
・気を付けたほうが良いことはある?
・本格的にライブハウスで活動していきたい
という方は、是非チェックしてみてください!
弾き語りやソロ活動での出演方法も同様となります。
ライブ出演のQ&A
Q.うまくなくても大丈夫 ?
A.大丈夫です。ほんの一部では基準がある場所もありますが、大体のライブハウスでは初心者から出演可能です。
Q.持ち曲何曲くらいあると良いの
A.持ち曲は少なくて4曲あれば大丈夫です。
MC(曲間のトーク)込みで1ステージ可能です。
トーク力に自信が無ければ、6曲程度あると良いです。
持ち時間はイベントによって変わりますが20~30分という事が多いです。
Q.コピーでも大丈夫?
A.大丈夫です。ただしオリジナル曲があると、出演できるイベントが多くなります。
Q.出演するのにどれ位お金かかるの?
A.イベントによって様々です。チケットノルマと呼ばれています。
例えば「1000円のチケットを5枚×メンバー分」、「1バンドにつきチケット15枚」などがあります。
枚数分売れなければ、自分たちで負担しますが、ノルマ以上に呼ぶことが出来れば、プラスになることもあります。
Q.怖くない?
A.怖くないです。ほどんどの出演者は同じように仕事や、学校に行きながらバンド活動をしています。
場合によっては年上の方に、色んなことを教えてもらえるので、バンド活動以外の相談などもできます。
出たいライブハウスはどうやって探せばいいの?
A.実はこれが結構重要です。
ライブハウスや地域によって、「得意なジャンル」があったり、派閥みたいなもので「こっちのライブハウス出るならあっちは出ない方がいい」と言われている事もあります。
- 好きなバンドが出演したことがある。
- HPなどで過去出演バンドの曲などを調べてみる
- 思い切って連絡する
という感じで、探していくと良いでしょう。
他にも気になる質問があれば、コメントやTwitterまでDMください。
出演するための連絡方法と準備
出演したい、ライブハウスが決まったらいよいよ連絡です。
一番初めはメールでの連絡がオススメです。
下記で紹介はしますが、ホームページなどに、「応募要項」などの記載があればそれに従って連絡しましょう!
バンド紹介
ライブハウスでは色々なジャンルのバンドが集まります。
相性の良いイベントに出演する方法として、しっかり紹介文を書いておくことがオススメです。
相手はこちらの事を全く知りません。
担当者が「このイベントなら入れれるかな」と思える文章にしていきます。
バンド紹介のテンプレート
赤字を変更して使用してください。
件名:ライブハウス出演希望の件/○○(バンド名)
本文:
○○(ライブハウスの名前)
ブッキングご担当者様
お世話になります。
○○市(住んでいる地域)で活動している○○(バンド名)の ○○(自分の名前)と申します。
この度はライブハウスに出演させていただきたくご連絡させていただきました。
まだバンドを始めたばかりで、わからない事も多いのですが宜しくお願い致します。(意気込みを書きます。)
■バンド情報
メンバー構成:5人(Vo/Gt/Gt/Ba/Dr)、社会人と大学生(全員20代)です
出演希望日:木曜日・金曜日(18時以降)、土曜日・日曜日(終日)、(○○月頃に出演は可能でしょうか?)
演奏ジャンル:ポップロック
持ち曲:オリジナル曲2曲、コピー(○○アーティスト名)3曲
集客人数:○○人(たくさんお客さんを呼べる場合は是非PRしてください!)
以上となります。
デモ音源、ステージシート添付させていただきます。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
○○バンド名/ ○○(自分の名前)
TEL:○○-○○-○○(○○時以降お電話可能です)
MAIL:○○@○○
基本的に担当者は、イベントの企画をしながら対応していることが多いので、なるべく読みやすく、短く作るほうがよいでしょう。
デモ音源・ステージシートについては次の項目をチェックしてください。
※無い状態でこの文面で送ってしまうと「添付がありません」と返事が来るので注意!!
ライブハウスによっては、希望の日程が通らないことや、3か月待ちという場合もあります。
学生の場合
「夏休みの平日を狙う」のもオススメです。
ライブハウスによって、は高校生限定イベントや、コピーバンドのみのイベントなどを行っているところもあります。
地方の場合
土日の夜しかイベントを行っていない場合や、
「来週どう?」と、急に決まることもあります。
デモ音源
実際に音源があることで、判断しやすくなります。
場合によってはCDで欲しいや、データで欲しい、○○曲欲しいと指定がある場合があるので、その通りに対応しましょう。
音源は、きちんとレコーディングしたものでなく、スタジオで演奏している音を録音したもので大丈夫です。
音源があることで、担当者は紹介文からは、わからないバンドの雰囲気を知ることが出来ます。
大事なのは、自分たちが出るとどんなライブイベントになるかという所で 上手い下手ではないので安心して送りましょう。
曲は「激しい曲」「おとなしい曲」など、雰囲気を分けて、2~3曲ほどあると良いでしょう。
複数曲送る時は、曲ごとに区切って、タイトル(自分のバンド名も)もつけて送りましょう。
録音機材は必要?
お金に余裕がある場合は簡単に録音ができる機材もを使用するのがオススメです。
安価(1万円程度)で録音機能のみのタイプです。↓
同じく安価で録画機能も付いているタイプです。
ライブのイメージも伝えやすく、実際にライブ出演の際も使用できるのでお勧めです↓
無理に購入しなくてもスマホのマイクや、カメラ機能でも大丈夫です。
その場合、音割れしやすいので、音源として全パートがしっかり聴こえるように撮れているか注意が必要です。
あると良いもの
- バンド用メールアドレス
- PC
- ステージシート
メールアドレス
個人のものでもよいのですが、今後バンドのTwitterアカウントや、問い合わせなどで使用できます。
Gmailなどフリーメールで大丈夫です。。
連絡を受け持つ担当を決めるか、メンバー全員が確認できるようにしておくと良いです 。
PC
無い場合は、スマホを活用します。
PCを持っている場合は、音源の編集などが早くできます。
ステージシート
これがあるとメンバー構成なども分かるので、ライブハウス側の準備がしやすくなります。
上記は実際に使用していたものになります。
持ち込み機材や、要望が無い場合はセット図だけでも大丈夫です。
(この時はリハーサル無しのイベントだったので要望が細かいです。)
必要ないライブハウスも多いですが、当日に提出を求められる場合もあるので、書き方を覚えておきましょう。
・立ち位置と人数
・必要マイクの本数
・持ち込み、レンタルが必要な機材があるか?
が重要です。
ギターやベースアンプは会場によっても変わりますので、ライブハウスのホームページや担当者に確認しましょう。
ギターアンプはJCは無料でも、マーシャル(真空管アンプ)は有料レンタルという所もあります。
連絡した後の流れ
返事が来たら
ライブハウスで「出演してもらって良いな」、と思ってくれると候補日に合わせて連絡が返ってきます。
そこで、即OKの返事をせず、必ずメンバーに確認しましょう!
もし、日程の確認に時間が必要な場合、返事が遅れそうな場合は、
お返事ありがとうございます。
メンバーの確認をとり、改めてご連絡させていただきます。
○○日までには、お返事させていただく予定です。
引き続きよろしくお願いいたします。
と返事をしておきましょう。
もし、チケットノルマや、イベントの情報が無い場合は
差し支えがなければ、チケットノルマや、他の出演者のジャンルなどお教えいただければ幸いです。
と返事の文面に追加しましょう。
メンバーの確認が出来たらすぐに返事を送ります。
返事が遅くなると、出演枠が埋まってしまうこともあります。
あとは、決定の返信を待ちます。
決定の返信か、他の出演者が決まった段階で、当日の入り時間や演奏順番などが伝えられます。
入り時間は、リハーサルに合わせて設定されていることが多いので、絶対に遅刻しないようにしましょう。
出演が決まって注意すること
一度出演をOKした場合は、途中でキャンセルするのは絶対にやめましょう。
たとえ、イベントまでに時間の余裕があっても、キャンセルをする事で色々な方に迷惑がかかります。
イベントのチラシの作成・HPの更新・他の出演バンドへの連絡・タイムスケジュールの調整・見込んでいた集客の減少、等々…
イベント当日までにも、たくさんの準備や告知を行っているので、キャンセルしてしまうと、再度調整をしなくてはいけません。
ただし、インフルエンザなど、出演することで他の出演者や、お客さんに迷惑かかる場合、分かり次第すぐに連絡をします。
どうしてもキャンセルしなければいけない場合
メンバーの病気や、やむおえずキャンセルとなる場合、すぐに担当の方に連絡を入れましょう。
メールではなく電話で連絡を入れます。
前日までに分かる場合は、なるべく、ライブハウスのイベント中の時間をさけます。
イベント開始の1時間以上前かイベント終了後の時間帯に電話をかけるのがよいでしょう。
その後、キャンセル料の説明などがあります。
キャンセルした場合でも、都合のつくメンバーで出演する予定のイベントを見に行きましょう。
出来れば担当者に直接お買いして、謝っておくことをオススメします。
まとめ
今回は一般的な方法となります。
この他にも
- イベンターに直接交渉
- 楽器店や、利用しているスタジオ主催のイベントに参加
- オーディションイベントに参加
など、いろいろな方法でライブハウスに出演する方法があります。
もし知り合いがいる場合は、一緒にイベントに参加したり、紹介してもらうとよいでしょう。
バンド活動は楽しいだけではなく、辛いこともたくさん経験することが出来ます。
また、ライブハウスは、本気で音楽業界で生きるために真剣に活動している人も、趣味でマイペースに活動している人も利用します。
これは、どちらが良いというわけではありません。
そんな先輩たちの姿を見て自分達がこれからどんな風に活動していくか見つけていってもらえれば良いと思います。
また別の記事で出演当日の様子も紹介していきます。
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