ギターのノイズ対策って何したらいいの?
ノイズの種類や原因も知りたい。。。
今回はこのような悩みを解決します。
家庭持ちギタリストのお館が、
スタジオ、ライブハウス、野外イベント などの実際の活動場所での経験と、
20年以上のギター経験から得た知識で解説します!
本記事では
- ノイズの原因となる場所と、ノイズ対策方法
- 種類別、ノイズ対策の方法
※実際にノイズの原因を調べる方法は別記事で追加します。
を紹介していきます。
ノイズ対策をして、ワンランク上の音作りをしましょう。
エフェクターのノイズ対策におすすめのパワーサプライ↓
ノイズ対策の方法と、ノイズ対策の考え方
ノイズ対策方法を難易度に分けて紹介
基本の対策方法です。
- シールドを短くする又は良いシールドを使う(難易度:易)
- 使わないエフェクターは外す (難易度:易)
- 歪みを下げる (難易度:易)
- ノイズゲートを使う (難易度:中)
- ギターのパーツを交換する (難易度:中)
- ノイズに強い信号に変える (難易度:中)
- 電源周りを改善 (難易度:難)
「難易度:易」は入れ替えや、セッティングのみでできます。
できる部分はとりあえず試してみましょう。
ノイズ対策の考え方
ノイズが気になる理由は下記の通り
- ノイズを発生させる場所がある
例: 「シールドを動かした時にバリバリって音がする」 - 発生したノイズを大きくしている
例: 「家では気にならないノイズでも、スタジオやライブだとノイズが出る」
間違ったノイズ対策をするとノイズを抑えるどころが悪化させる場合もあるので注意!
例えばノイズゲートは、ノイズを抑えるに特化しています。
①元々「ノイズが発生していない状態」での使用:あまり効果が無い上に、音質劣化につながります。
②「シールドや、配線などの物理的な原因」での使用:効果が無い上に、症状がひどくなる場合があります。
「発生源を止める」か、「気にならないレベルまで抑える」ことがノイズ対策で行う事となります。
上記②の場合は原因を解決することでノイズゲートを使わなくてもノイズ対策が完了します。
ノイズの原因と対策
ノイズの種類で原因を判断する方法
機材のセッティングや、素材で出るノイズ
- ホワイトノイズ(ジーー、サーーなど)
原因:シールドなどがノイズ(原因はさまざま)を拾って、そのノイズをアンプやエフェクターが大きくしている。
対策:シールドを変えてみる、バッファを最前につける、ノイズゲートを使う、歪みを下げる、スイッチャーなどで信号が通る長さを少なくする。
ハイゲインアンプや、エフェクターを使用している場合に良く発生します。
家では気にならない事が多いので、注意しましょう。
オススメノイズゲート/ ISP TECHNOLOGIES / DECIMATOR II
定番ともいえる商品で、つまみ1つのシンプルな操作です。
クリーントーンで発生するノイズには向いていませんが、ハイゲインペダルONで発生するノイズには抜群の効果です。
機材が不調な時に出るノイズ
- ブザーのようなノイズ(ブーー、ビーーなど)
- ノブを回したときにバリバリなるノイズ
原因:シールドや配線の断線、ジャックやポットなどパーツの損傷や劣化
対策:ギターやエフェクターのパーツをチェック
オススメのポット/ CTS製ポット 250KΩ Aカーブ CTS-A250-S
ポットに関してはCTS製品1拓といっていいほど信用できます。
安価なポットからCTS製のポットに替えるだけで音がよくなります。
※ギターによって抵抗やサイズなどが変わりますので、お間違え無く
周りの環境で出るノイズ
- ラジオや、他の人が弾いてる音を拾う
- モールス信号のようなノイズ(プッ、プッ、プッ・・・ プッ、プッ、プッ と同じタイミングで繰り返すもの)
原因:シールド、建物、ピックアップが周りの電波を拾っている
対策:近くに携帯電話や電化製品があれば遠ざける、同じコンセントは使わない。
シールドを束ねて使う。
スイッチャーを使っている場合センドリターンで円で囲むように配線するとノイズが拾いやすくなります。
結束バンドなどで束ねて同じ方向から配線しましょう。
どうしても建物の作りで防げないパターンもあります。
おすすめのシールド/Vivie Professional Tone Cable SL [ 5.0m S/L ]
近年、人気の高まってきたVivieですが、シールドも販売しています。
すでにSNS上での評判も高く、「ノイズの少なさ」「コンプ感」「素直な音」とジャンルを問わずにオススメできるシールドです。
まとめ
ノイズの原因と対策の考え方について解説しました。
実際にノイズが出ていて原因を調べる方法の記事も作成中ですのでお楽しみに!
ノイズ対策は
- ノイズを発生させない環境を作る。
- 発生したノイズをはきくしない。
ノイズは、出てから考えるのではなく、あらかじめノイズを出さない事が大切です。
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私は電源ノイズを減らすために充電式のパワーサプライ+デジタルアナログの系統分けが出来る下記製品を使用しています。
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