家庭持ちのギタリストのお館です。
アンプシリーズ第2弾!
同じに見えて、真空管(チューブ)アンプとトランジスタアンプでは、音や扱い方が全然違います。
・真空管アンプとトランジスタアンプの違い
・それぞれの良いところ
・取り扱い方の違い
・代表的なアンプ
を専門的な説明を省き、簡単にわかるように解説します!
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なお、第1弾はコチラ。
トランジスタアンプってなに?
・安定して音が出る。
・壊れにくい。
・比較的安い。
・誰でも使いやすい
別名ソリッド・ステートアンプとも言います。
それがトランジスタアンプです。
これだけ見ると無敵な感じがしますが、エレキギターの世界はそう甘くありません(笑)
ギタリストというのはわがままなもので、行きつく先は
「自分だけの音が欲しい」となるものです。
使いやすいけど面白み(個性)が無い。
それがトランジスタアンプです。
■モデリングアンプ
一つのアンプで、マーシャルの音やフェンダーの音が出せる!
というようなデジタル(モデリング)アンプもトランジスタに分類されます。
代表的なモデル
■Roland JC-120
スタジオやライブでおなじみ「ジャズコ」で親しまれるJC-120です。
アンプの個性が少ないので色々なジャンルに対応することが出来ます!
エフェクターでの音作りもジャズコを基本にしておくと後々応用しやすいです。
ジャズコを使いこなすことがスタジオデビューの第1歩にもなります!
最近は30Wなど比較的家庭でも使いやすいモデルもあります。
スタジオやライブでも、JC-120を使う場合はオススメです。
■Vox Adio Air GT 家庭用モデリングアンプ
私も利用している家庭用アンプです。
家庭持ちになった後は練習時間も少なくなってきたので、「セッティングが簡単」、「オーディオプレーヤーにもなる」事が決め手でBOOSのJS-8から買い換えました。
■YAMAHA GA15Ⅱ 家庭用アンプ
低価格で購入できる家庭用のトランジスタアンプ。
ヘッドフォン外部入力と使い勝手も良いです。
価格もお手頃なので入門用としてはこちらで十分です!
■Fender MUSTANG GT 100
ライブでも使えるモデリングアンプです。
フットスイッチを合わせることで、アンプに内蔵されているエフェクター機能も使えます。
値段もお手頃で真空管アンプより大幅に低く揃えられます。
家である程度の音量が出せる場合は、
自宅、スタジオ、ライブと全て同じ使いかが可能の万能機種です。
真空管アンプってなに?
・個性の塊
・使いにくいけど温かみのある音
・しかも高い
すごい批判的に見えますが、真空管アンプの特徴です(笑)
別名チューブアンプとも言います。
真空管アンプにはまると抜け出せなくなります。
プロアーティストでも真空管アンプの歪みをメインで使っている方は多いです。
・手はかかるけど、自分だけの武器になる
それが真空管アンプです。
真空管アンプの注意点
良い音を維持するためには気を付けることがたくさんあります。
①振動に注意!
真空管はデリケートです、特に使用後の持ち運びは「ドスン」と置いたりしないように気をつけましょう。
②使い方を守る。
・真空管アンプはボリュームを上げたまま電源を切らない。
・スタンバイスイッチで真空管を温めてからONにする。
・シールドをいきなり抜かない。
などをしっかり守らないと壊れる場合があります。
トランジスタアンプは使用しているパーツが丈夫な分多少無理しても耐えれますが、真空管アンプは本当に危険です。
③定期的にメンテナンスをする。
真空管は消耗品です。
豆電球のようなものとイメージしてください。
真空管は、プリ管とパワー管の2種類の真空管があるのですが、何年も使っていると、音が小さくなったり歪みが変わったりたりします。
特に、 パワー管は知識がある人の調整が必要なので自分で交換するのはなるべく避けた方がよいです。
※知識のない交換は感電する場合があります。
また、何年も音出しをしないのも真空管の劣化につながるので
定期的に音出しをしましょう。
同じアンプでも真空管を変えることで音も変わるので、楽しみ方の一つでもあります。
なお、アンプの中にはパワー管は使わずプリ部だけ真空管を使っているものもあります。
代表的なモデル
Marshall DSLシリーズ
■DSL100 ライブ用アンプヘッド
■DSL1+キャビセット 自宅用真空管アンプ
Marshall リイシューシリーズ
JCM800
JCM900
キャビネット
真空管アンプの王道マーシャルです。
リイシューモデルは1950年代~1990年代に販売されたモデルを再現しています。
スタジオではJCM900やJCM2000などがよく置いてあります。
そのほかにもマーシャルはモデリングアンプや家庭用でトランジスタアンプも作っています。
ハイエンドの真空管アンプも、マーシャルの音をモデルにした「改造マーシャル」と呼ばれていたりします。
ORANGE ROCKERVERB 100H MK III
マーシャルよりもマイルドで中低域が強調された音が出ます。
ハイゲインよりもクランチサウンドを多用する方におすすめです。
またオレンジのキャビネットが良い音だすんです。(重いですが。。。)
DIEZEL HERBERT
HERBERTは、 ハイゲインはもちろんですがクリーントーンも素晴らしいアンプです。
ハイゲインからのクリーントーンの切り替えでメリハリのあるプレイをすることもできます。
真空管アンプは同じメーカーでも、機種や年代によって大分音が変わってきます。
はじめのうちはトランジスタアンプでもOK
個人的には真空管アンプが好きなのですが、
初心者へのオススメとしてはトランジスタアンプです。
現在はトランジスタでも、モデリングの性能が良くなっています。
また、
・アンプでメインの音作りしていくのか
・エフェクターでメインの音作りをしていくのか
でアンプにかける予算が変わっていきます。
まずは、トランジスタアンプで音作りの基本を学び、自分が好きな音を見つけていくのが良いでしょう。
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